ル《これ….で……..やっ…とつぐ…な…えたかな》

最初からこうすれば良かったんだ…
自分は存在自体が罪だったということになんで気づかなかったんだろ…
これでやっと…逝くことができる

ルークはアクゼリュス後自分の存在意義とはなんだったのか悟った
譜律の為に作られ譜律の為に死ぬということ

だがそれは己を傷つけているという事に気づいていない
操られ罪を被された子

アクゼリュス後悟ったルークは自分自身を奈落の闇へと封印した
終わることの無い負の連鎖の中へ…
そして、自分自身を消すことを望んだ
自分自身を消すということは……
存在しないということ

ローレライが気づいた時には止めることも出来ず弾き返されてしまった
彼が生を望まない限り封印は解けず心が壊れた彼には
もう誰の声も感情も届かない…

ロー《ルー…ク……よ お主にはもう生きたいというココロは残っていないのか……》

この世の被験者達に否定され信頼していた彼にまでも捨てられルークのココロは崩壊してしまった

そして自らの存在意義を悟り自分自身を無かったことにした

まだ可能性があるとすれば欠片でもいい記憶を彼等が思い出せば……

ガイ視点

最近夢を見る…
だがいつも起きるとなんの夢だったか思い出せない

何もないはずなのにココロにぽっかり穴が空いたような空虚感……

ガ《クソッ……なんなんだ》

なにか大切なことのはずなのに思い出すことが出来ない

ジェ《どうしたんですか。朝から貴方が悪態をつくなんて珍しい。》

ガ《……いや、なん《でもないという顔はしてませんよ。話してみなさい》》

ほんとに旦那には全てお見通しっわけか

ガ《最近…よく夢を見るんだ》
ジェ《夢…ですか》
ガ《ああ、でも起きると夢を見ていたというのは分かる…だが、なんの夢を見ていたのか全く思い出せないんだ》

ジェ《まったく思い出せない…ですか。それは不思議ですね。本来なら断片的にでも思い出すはずなのですが…》

ガ《まったく思い出せない…が、ココロにこうぽっかり穴が空いたような空虚感あるんだ。何かとても大切なものを失ってしまったような…》

ジェ《少し調べてみましょうか。その思い出せない夢というのは最近ですか見るようになったのは》

ガ《そう…だな最近だな…》
ジェ《となると、最近起こった事…!》
ガ《どうしたんだ旦那?》

ジェ《最近起こった事と言いますと音素の数値が異常なほど高く認知されました。それと関係あるのかは分かりませんが…》

ガ《そういう事かとなると…ローレライが関与してるということか》
ジェ《確信はありませんがその線が高いでしょう》
ガ《だが調べるにしてもどうするんだ》

ジェ《ミュウに頼んでみましょうチーグルはゆかりが深いですし、アッシュに頼むのはその後でも良いでしょう》

ガ《確かにな…あいつの事だから文句の1つ2つ言われそうだしな》
ジェ《というわけでさっそく向かいましょうか》
ガイとジェイドはチーグルの森へ向かうこととなった

ミュウ視点

ミュウ《ミュッ!何か感じるですの!》
ミュウは森に戻って以来みんなと一緒に暮らしていた

だが、ミュウも同じく覚えてはいないが何か物足りなさを覚えていた

そして感じとった懐かしさに足が向き追いかけていた

みゅ!あの光はなんですの?待ってですのーーー!
ミュウは光の先へと追いかけたが足をひっかけて躓いてしまい光を見失ってしまった
みゅぅー見失ってしまったですのー

ジェ《おや、こんなところでどうしたんですか》

ガ《ほんとだミュウどうしたんだ?》

ミュウ《みゅ!その声はジェイドさんにガイさんですの!おひさしぶりですのー!》

ガ《ああ久しぶりだなミュウ それにしもどうしてこんな所にいたんだ?》
ミュウ《!!そうですの! ヒカリを見つけて追いかけてたですの!》

ジェ《ミュウ ヒカリとは…?どういうことでしょうか…その前に場所を変えましょう》

そしてガイたちは場所を変え手放すことになった

ジェ《では、ミュウ先程のヒカリとはどういうことでしょう?》
ミュウ《ボクはガイさんたちと別れたあとチーグルの皆で暮らしてたですの。でも何か物足りなさを感じてたですの。そんなところにヒカリを見つけて何か懐かしさを感じたですの!それであとを追いかけていたんですの!でも転んで見失ってしまったんですの》

ガ《ミュウが感じる懐かしさ…か》
ジェ《そしてヒカリ…これはやはりローレライならなにか分かりそうですね》

ミュウ《みゅ?そういえばガイさんとジェイドさんはなぜここ来たんですの?》

TOA