可哀想な七ちゃん

可哀想な七ちゃん
幸せそうなトロトロ七ちゃん描いてたら可哀想な七ちゃんが描きたくなりました。

この後五は七ちゃんの目に見える傷は反転術式で治してあげて拘束も解いて丁重に丁重に家まで連れていくんだけど(モブもこの世から消すなりなんなりして)、七ちゃん男である五にも反射的に恐怖の色を示しちゃうしモブに蹂躙された不快感でもうずっと口を開かないし、何より五以外を受け入れちゃった悲しみとあんな姿を誰よりも五に見られたくなかったからこの後2ヶ月くらいずっと塞ぎ込んでて、五も七が傷心して自棄的になってるのが可哀想で可哀想で、でも自分から何かしても七ちゃんに恐怖を与えてしまうかもって何も出来ないんですよね。そんで2ヶ月後七ちゃんある程度心も回復して、なんなら五とセッしたくてたまらなくて(2ヶ月も待ってくれたっていう事実と都度気遣いと思いやりの行動をしてくれた五のことがもっと好きになった七ちゃん)、でも汚れてしまった自分の体抱いてもらうのもな、、ってまた別の理由で悩んじゃうし、もしかしたら自分が2ヶ月も使い物にならなかったから、別の人の所に行ってしまったかもしれない、、っていう邪推ばっかりしちゃうんですよね。こんな感じでさらに1週間くらいずっと悩んでて、ようやく勇気振り絞って五に「〇日の夜、お時間ありますか?良ければ泊まりに来ませんか?」って連絡送れた七ちゃん。もちろん五たとえその日予定があったとしても呪霊めっちゃ祓うなり上に無理を通すなりして予定開けて「分かった、泊まり行くね。」って返信します。七ちゃん拒否されなかったことにすごく安堵して、当日にはちょっと怖かったけど自分で後ろトロトロに慣らして五を家に迎え入れるし、五も七が大分回復して元の七ちゃんに戻ってきたことにかなりホッとしてます(五はまだ流石にセッは早いかなって思ってる)。それでその夜五は七と一緒に寝れることをめっちゃ幸せに思いながら「おやすみ、ななみ」ってめっちゃ優しく寝かしつけようとしてくれたんだけど、七はセッする気満々だったから「え、シてくれないんですか…?」「やっぱり、汚い…?」って青ざめだして、対する五は「え!?な…ハァ!!??」「し、シたいに決まってるでしょ!?何汚いとか…何でそんな事言うの…」ってなるしその後すぐにちゃんとお互いの気持ちと考えを擦り合わせて、念願のお清めセッができたんですよね。五も七ちゃんを大事に大事に愛おしそうに抱いてくれるし、七ちゃんもそんな五がより一層好きになってすごく気持ちよくなっちゃいましたとさ。めでたしめでたし。

(イラストを酷めに描いたので、甘々な後日談も付けて中和しておきました。ていうか元も子もない話すると七ちゃんがモブレされる状況になることはそうそうないと思います。[完])