縄と骸と
幼少期のある時、近所に沢山のパトカーがやってきた。私は母に連れられて、パトカーが集まっているところに居た。警察官が何人も居て、とても臭い匂いがしていた。警察官はある家の玄関前に集まって居て、私はその玄関の中を覗いた。男性がねずみ色の浴衣を着て、首を吊っていた。その匂いは、きっと死体臭だったと思う。その時、首をかけていた縄を見つめていた。それからしばらくの間、縄を見ると誰かが死ぬと思った。
‘R-18’, ‘病み絵’, ‘自殺’, ‘死体’, ‘風景’, ‘麻縄’
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