倫理観が焼失した義兄妹のお泊まり会①
『んー、残念だにゃぁ、今日は義兄、先にお風呂を済ましちゃってるから一緒に入れにゃかった』
『まぁ、どちらにしろお風呂が終わったら散々スキンシップを取りますし、構わないのでは？』

結月の姓を持つ3人は、そもそも住んでいるところが目と鼻の先という近さだ。

とはいえ、基本的には各々の家に居る為に当然お風呂も別々なのだが、今日はお泊りの日。

欲に素直な3人が泊まるといえば、必然的に情事が有り得る。
というより、それが目的のようなものだ。

それもまた、結月のスキンシップのひとつなのだから、驚くことでもないのだが。

当初、ノーラは結月マルルゥ大佐に恋人が居ることから遠慮していたが、その恋人に聞いてみたらいつものことだから気にしていないという返答が。

まぁ、アレだけ豪傑というか非常識を絵に描いたような者である結月マルルゥ大佐を相手にするならば、これぐらいの考えでないとやっていけないのかもしれない。

その言葉と、ネコヒメに推される形で結局はそういう関係になってしまったそうな。
自身の発情期も重なったのも大きな要因か。

『それで、大佐は何処に？私たちがお風呂に入る前に何処か出かける様子でしたけど』
『んー？近くのお店でお酒を買いに行ってるみたいにゃよ？すぐに帰っていると思うからにゃぁ…………いっそ、服を着ずに先に準備をして待ってようかにゃ？』
『準備とは？』
『そりゃ、まずはふたりでこう……濡れ濡れのぐちゃぐちゃにするんにゃよ？』

清めた意味が微妙に無くなるような気もするが、まぁ……別に良いかとノーラは乗ることにしたそうな。

熱い夜になりそうだ。

②に続く

絵→結月マルルゥ大佐(Twitter→　

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